ギブスの日々

産まれたばかり、産まれたてすぎて過ぎてパパが生後~時間と表現するほどの身体で、初めてのギブスを足に巻かれたわが子。

ナースや患者さんは  『なんて小さなギブスかしら。かわいらしいわね~。』 などと言ったりしましたが、私にはその小さなギブスがとても大きく、痛々しく見えて、とてもじゃないけれどかわいいなどと思えなかった。わが子は最高にかわいいけれど、ギブスは愛しいわが子とのふれあいをさえぎる存在だったし、お風呂へいれてあげられるのもギブスを巻きなおす日の朝のみという窮屈な決まりをもたらす存在なのだから。

それでも、このギブスによってきちんと機能する足に治るのだ、わが子が小さな身体でがんばっているんだ、文句言いたくても言えないというのにと思うと、ギブスの上からいい子いい子して、ギブスを身体の一部として大切に思う心がけずにはいられませんでした。

矯正する箇所は足首からつま先にかけてのエリアなのに、ギブスは足の付け根からつま先までがっちり覆います。ひざ下ではだめなのか?と思わずに居られませんでしたが、ひざ下のみおおうギブスでは、スポっと外れてしまうそうです。

おむつの交換はこわごわです。。。足を持ち上げる動作がギブス越しでは痛がらせてしまうのでは?といった不安 プラス やりにくさ。さらにどんなに気をつけても、新生児のプーはゆるいものなもで、「ああ!!ギブスについちゃったぞ。。」とかプーがもれてギブスの内側が湿ってしまった!!などという事態もしょっちゅう。

それでも皮膚がかぶれたりすることもなく済んでくれたので、よかったです。

ギブスのある身体の抱っこはこわごわで、「ギブスを気にせず抱っこできたらどれだけいいことか」という気持ちは良く頭をよぎりました。

週に一度の巻き替えの朝、自宅でギブスを外します。最初はかってが分からずすごく時間がかかってしまって、風邪ひかせてしまったらどうしようと思うくらいでしたが、毎回工夫していきました。

私は一人で作業しました。ギブスを38度程度のお湯でふやかして、(ギブスは石膏が包帯にくっついているような形状)やわらかくなったら包帯をくるくるはがしていくのが、外し方です。

ギブス全体をジップロックのような袋で覆うようにしたり、スポイトで絶えずギブスの内側にもお湯を注いだり、一人でもギブスが片足のみであったからこそできたことではありますが、次回私がしていた方法を記事にしようと思います。