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装具の お直し

内反足の治療にとても大切な 装具。 骨格を健康な足のポジションへ矯正するために、両足がバーでつながれて 固定されるような格好になるものです。

現時点では、息子 2歳、就寝時のみ装具を装着というサイクル。

高熱を出してしまったときなどは、それでなくても眠れなかったりするため、履かないこともあります。  アキレス腱を切る手術をしたり、窮屈なギブスの生活を強いられ 乗り越えてきたのだから、もう一頑張り、4歳までは寝ている間は装具を使い 内反足に戻らないように矯正してゆきます。

一足目の装具は 全身麻酔で眠っている手術前の段階で 足の型採りをしてもらっていたため、今回はじめて意識のある状態で型採りに挑んだ息子くん。 眠っていてくれたら 寝ているすきに、、、と願ったものの、病院に到着しても寝てくれる気配無く、あきらめて シラフで挑戦になってしまったのだけれど、人見知りと怖がりと(おそらく赤ちゃん時代から足を触られ、痛いことをされてきたトラウマ)が相まって、装具屋のおじいちゃん先生が 「見せてよ~~」  とやさしく話しかけただけで逃げ腰。

「No,Bye bye!!」

と部屋から出て行くアピール。  「っち! あっち!!」  と部屋の出口へ身をよじり泣きべそ。  なまじっか 言葉で意思表示できてしまうと 聞いていて切なくなってしまう。。。  怖くない、痛い事しないよ というこちらの声など届かないほど 本人はパニックで大泣きになってしまい、困ったものでした。

最初は 落ち着くまで なんとかなだめようとおじいちゃん先生も待ってくれたけれど、長引けば泣いている時間が長くなるだけであろう息子に、

「仕方ない、このまま進めます。」 と穏やかに淡々と作業を始めた。

平常心を保てる人ってこういうこと

というお手本を見ていただいたかのようでした。 気持ちが乱れて イラついたり、かっちんときてキレソウニなってしまったり、そういうときの心の状態を、砂と水を入れたビンを強く振った時に水が砂で濁る状態に例えるとしたら、このおじいちゃん先生のビンは、患者が思うようにおとなしくしてくれない そんな状況でもちっとも揺さぶられず、穏やかに水が澄んでいるといったかんじ。

「痛い事しないんだよ、痛かったならお泣きなさい」 と ぎゃん泣き し続ける息子にかける声も、とっても落ち着いていて、諭しているというかんじ。

お寺の和尚さんですか? と聞きたくなるほど、嫌味のまったくない穏やかさをもったおじいちゃん先生。 上品で素敵だなと思いながら作業を見守りました。

息子が私の膝のうえに座っている抱っこの姿勢で、足首から下を型採りしました。

まずはじめに、靴下だけ脱がせて、足首から先をサランラップで覆います(石膏の汚れを足に付けないようにする為)  次に くつひもの先をわっかに結んであるものが登場。  わっかを足首に通して、ひもが足のこうを伝ってつま先にたれている状態で石膏つき包帯をつま先からくるくるとまきつけます。

この作業中、ずっとおお泣きの息子。  痛くないけど とても怖くてしかたなかったのだと思う。

包帯の石膏が固まるまで、しばし待つ、、、泣き声でかけつけたナースが手にしていたのは タブレット。 トーマスの動画を見せてくれようとしていて、「これは良いかも!!」 と思ったけれど 次の瞬間  バッテリーを交換してください  と画面に表示される。。。。    間が悪い。。

なかなか泣き止まない、、、気まずい気持ちだったけれど、平常心のおじいちゃん先生に救われた。   石膏が8割固まったかなというところで、カッターで足首のほうから切ってゆきます。  このとき、はじめに足くびにかけていたひもを持ち上げるようにして、ひものわきをナイフが通過して石膏がカットされるという仕組みで、うまいこと足をキズつけないで型を外す工夫がなされているな、なるほどと感心しつつ、嫌がって暴れる息子を必死で抑える。  足首からつま先まで切り込みをいれたら、いったん石膏を足にぴったりと密着させてから数十秒待ち、9割ほど石膏がかたまったところで ささっと開いて足から外して、外すときに広がった型を元の形に手で直して終了。    ぜったい痛いはずない作業、汗だくで真っ赤な顔で泣きつづけていてかわいそうだった 息子。

両足の型が採れたら、おじいちゃん先生  「あとの説明は外でできますから、急いで部屋から出してあげましょうね、ここに居るのはは怖いでしょう。」  と最後まで優しかった。    じいじにバイバイして、とうながすと 「っばっい ばーい じいじ~」   としゃくりあげながらも張り切ってバイバイしていた息子。  待合の廊下に出ても 大声で泣くものだから順番待ちしていた赤ちゃんがもらい泣き。

すっごく 申し訳なかった。さっと廊下の外れまで移動してもらい泣きの赤ちゃんのパパママは反対方向のベンチへ非難して、なんとか激しく泣かせてしまうことはさけられたけれど、すみませんでした、本当に。

最後に色を決めて帰宅しました。    今までは うっす~~いコーヒ牛乳みたいなベージュだった、選択せずに最初はきっとこの色で統一なのだろうとおもう。   地味だけど、悪くない感じだったし、同じ色でもいいけれど、せっかく選べるのならばと数ある色見本の中から エメラルドグリーンをチョイス。    真っ青やチョコレートのような茶色もあったけれど、暑い天気のせいもあってか一番さわやかに見えたエメラルドグリーン。  出来上がりが楽しみです!