内反足の治療 デニスブラウンを付けたまま過ごす日々の悩み
アキレス腱の皮下切腱の手術を受けてから3週間、ギブスでふとももからつま先までがっちりと固定された日々も 大変であった(本人はお風呂も入れないし。。。でも季節が冬だったので、お尻はオムツを変えるたびに小さなシャワーボトルで洗い流すなどの工夫で乗り切れた)けれど、装具をお風呂の時間以外は付けたまま過ごすというのも楽ではなかった。
まず、 本人が自由に動けない。 スノボをずっと履いているようなものなので、かなり動きが制限されていたはず。 寝返りを器用にこなせるようになっていったけれど、ひねった上体からよいしょっと両足をひっくり返す様子は まさに スノーボーダーのようだった。 お座りの姿勢も出来ないから、平均の子供の成長では お座りをしている時期にも 腰が据わっていなかった。
でも 心配無用!! 日中装具が外れると、すぐに腰が据わって ハイハイも力強くなっていきましたから。
抱っこをするときに 前向き抱っこが一番しやすかったので、そのほかの抱え方があまりできなくってさみしかったし不便だった。 だっこひもも、まず片足の装具を外した状態で子供をセットし、 抱っこ紐にまたがれたら 装具を履かせなければならず 手間だった。 (エルゴなら装具を履いたまま 抱っこ紐の装着ができたけれど、私にはエルゴが合わなくて、腰痛を引き起こされてしまうため、アップリカを愛用していた。 なんとなく、子供の姿勢もアップリカのほうが自然な気がする。。。エルゴに収まった息子が 快適なのか疑問で、こちらも腰が痛くなるしで せっかくプレゼントしてもらったエルゴだったけれど、元 採れず。。。 『みんな 買っているから』 とか 『芸能人が使っているから』 とかは物を買うなどの理由にならないけれど、 エルゴに関しては みんな使ってるし、人気あるみたいだけど、、、と不思議である。 これだから 売れてるからって とびついちゃ ダメよね。)
服装も 股下がボタンで留められるタイプに限られた。 ズボンはオムツを交換するたびに装具も外したりするのが大変なため、装具を付けたままオムツを交換できる赤ちゃん服にしていた、おむつもテープタイプのみ。
いろいろ 手間がかかることは あった。 けれど 一番辛かったのは 母が 装具をつけた息子
の姿を人目にさらしたくないと 隠すように言われたこと。
昔は 先天性の病気が身内に起きると 結婚に差し支えたから と言われたけれど(弟が独身だったので 母は気を使っていたようです)、 「家は 障害を出したことが無いから、、、」 と私に言ったその言葉の中に、 病気に対する偏見と差別を見た気がして、すごく嫌な気持ちになった。 「 自分は3人 五体満足に産んだ、血筋にも気をつけて結婚した 」 みたいなとても 大きな自尊心が ひしひしと伝わってきて、我が親ながら、情けなくなってしまった。
昔は 子供を授かれなくって離婚されたりもしたんだから。。。 と 更に私の気持ちを 逆なでる発言が続いたから、大人しく 家にこもる、外出時には毛布などで装具を隠すなどの (母だけに対する)配慮をしたけれど。 私自身は病気を隠す必要はないと思う。 恥ずかしいことでも 悪いことでもないのだから。
子供を授かれなくて 離婚?? そんな相手はね、一緒に生きる価値が無い程度の低い人間性なのだから、こっちから願い下げだといってやれば良い!!!
ってゆうか、 自分こそ 結婚生活に人生に子供の生活に不満だらけで、ちっとも幸せそうではないけれど、人様のこと どうこう言えるの? 結婚して 健康な子供を3人は産まなければ、幸せではない みたいに偉そうな口たたくな ばーーーーか!!!!!!!
って 言いたいけれど、 やっぱり それを言ったら 本当におしまいだと思うから、一生言えない。
私の価値観は 母とはかけ離れてしまっているから、距離もって、おのおのの幸せを築いたらいいんだと思う。 ぶつからなくて済むに十分な距離が必要。