Qu'il fait bon

大好きな ケーキ屋さん、キルフェボン

私の住む町が発祥の地で、私自身も一時期クリスマス前の短期アルバイトをさせてもらっていたお店。

現在は 東京をはじめ、全国に支店があって、有名人がTVなどでタルトを紹介したりすることも多く、日本では有名なケーキ屋さんだと思う。

制服がかわいい、頭に巻いているバンダナがかわいい(どうやってまいてるんだろう??)、お店の内装がかわいい、売られているタルトもかわいい、売り方もかわいい、箱がおしゃれ、などなど、とにかくかわいいお店に、若いころは憧れまくっていました。

短期のアルバイトは製造補助という裏方の仕事。ケーキを作ることと食べることが大好きだったし、憧れのお店だったから、とっても緊張して挑んだ思い出があります。ずっとなぞであった バンダナの巻き方も、初日に教わって感動すると同時に、かわいい かわいいと憧れていた世界のそっち側に居る自分が嬉しくて嬉しくて!!

とっても厳しい世界で 重労働な割には自給が低いことも、『修行させてもらえていると考えるように』と 面接で言われたような記憶がある。自分に勤まるだろうか?とびびったけれど、当時面接をしてくれた 関西出身のお調子者なシェフが、

「君、ケーキ食べるの好き?」

「ケーキ 作るの好き?」

と 矢継ぎ早に聞いてきて、 ハイ! ハイ! と答える私に

「うん、 合格!!」

と テンポ良く答えてくれたときには、

大丈夫そう!! という安心感と、 いや、逆に不安!!  という気持ちとで複雑でしたが、とにかく 『あの キルフェボンに』 という高揚した気持ちは 特別なものだった。

ハードな仕事だったし、プレッシャーも大きかったけれど、経験できたことは人生の宝物になっている。

先日 母の誕生日に カットケーキを7つ 丸く並べてもらっお祝いしたけれど、キラキラ輝いている店員さんたちの姿を見たり、綺麗なタルトが並んでいるのを息を呑むように見つめたり、 やっぱり ここに居る幸せな気持ちは 最高だなあ と心がトキメイたりして、心の中で 「頑張ってね!!」  と若い女の子たちに エールを送ったりしていました。

次々 でてくる 新作のタルトも趣向をこらしてあって素敵だけれど、 昔から定番になっているタルトが やっぱりシンプルだけど美味しい!!

胡桃のタルト と かぼちゃのタルト、チーズのタルト に感動でした。

ああ、早く又 買いに行きたい!!!!!   仕事できるようになったら、10カットで丸くしてお祝い事の贈り物にしたいな~~!!!

(様々な 種類のタルトで 丸い形にするには 10カットは必要なのだそう。  今回は 経済的事情から精一杯頑張って 7カット買ったので 隙間を紙で埋めてもらったのだけれど、やっぱりサミシサがあったので。。。)

f:id:maricake0418:20151009001921j:plain

f:id:maricake0418:20151009002057j:plain