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もしも お金があったら。。。

ある フランス人のパン職人のおじさんが、 雑穀パンに使うゴマを見つめて

 

「このゴマ 一粒一粒がお金だったらいいのにね」

とつぶやいて 笑ったことがあったけれど、  なんか、 今の私にはその気持ちがわかる。(そのフランス人がとってもお金に困っていたとは思えないけれど)

 

もう 一文無しな状態で外出するようになって かれこれ1年。

私の今までの人生の中で、ここまでお金に困ったことは初めて。

 

それでも、「私の今の大優先は 息子の傍にいてあげることだ」 「お金はいつか取返しがつくかもしれないけれど、 息子の成長を見守る時間は取り返せない」  と信じて生きてきてしまって、納得しているけれども 生活に困窮する今、途方に暮れながら

 

「もしも お金あったら。。。」

と考えさせられる出来事が。

 

幼稚園に入園するのにあたり、バッグ手作りをしなくてはならない。

 

ミシンが買えないから 見栄えの悪い へたっぴな手縫いで作っている。。。

 

一皿100円の回転ずしがあって、 新幹線がお寿司を席まで運んでくれるのが気に入っていて 寿司ショップにいきたい!!!と せがむ息子に お金がないの と言わなくてはならない現実。。。。。

 

道で出くわした 老夫婦が困っていたのに、タクシー代を貸してあげられなかったし、目的地へ送ってあげることもできなかった。。。

 

やっと理想的な カフェラテを作ってくれるバリスタさんがいるスタバを見つけたというのに、飲みにいけない悲しさ。。。

 

お金がない苦労を乗り越えるときに思い出すのが 去年若くしてこの世を去った同級生。  かわいい娘さんを残し、この世を去らねばならなかった 彼女の無念を思ったら、 今日命があることを感謝し、最大限努力して生きなくてはと思うのである。

 

金木犀が好きだった彼女を、金木犀の木の香りで想い、心の中で

「大好き、大好きだよ!!   あなたに会えないことがとっても悲しい」

と語りかけている。

 

どうして 金木犀が好きなの?  小学生の頃は みんなが トイレのにおいだって騒いでいたじゃない!!  ねえ、どうして??

 

そんなたわいもない話がもうできない、せつない別れが、ずっと消えない悲しみがあるからこそ、 彼女には今でも励まされていると感じている。