子父への 報告。

息子が自閉症スペクトラム障害だという診断をいただいてから、もう2週間は経とうという今日、久しぶりに ようやくつながった 子父とのSkype

「メッセージ、見てくれた??  」

と聞くと、「まだ見てない、今メッセージが来ているのに気づいて 速攻で電話したから。  なに??」  というそっけない返事。

 

先月の受診でね、息子に自閉症スペクトラムの診断がついたんだ。

 

と伝えると、

「は?  それって その可能性が指摘されたってこと??  なに??」

と 不機嫌。

「これ、診断名。  息子は自閉症スペクトラムだったんだって。」

と 明るくいう私。

 

どよ~~~~~~~~ん  と表情が一気に暗く、こわばる子父。

「あ、でも、ビルゲイツとかSteve Jobs と同じ感じらしいよ。  将来がある意味楽しみだって ドクターも言ってたし。」

と励ましに徹する私。

 

何を言っても 子父の表情はさえず、息子を見つめる目が 「まさか?  どうして??」  と訴えているように私には思えた。

 

そのあとは、子父が動揺しすぎていたのか、泣きそうだったのか、誰かが部屋に来るのか知らないが 「そろそろ夕飯の支度をしたいから、 またね。」

という感じで そっけなく電話は終わってしまった。

 

私はずっと息子に接してきて、なかなかうまくいかないことの連続を通り 悩み 苦しんだ 末に診断を聞いた人間だから、 診断がついた時に ショックよりも 安堵が勝っていたのだと思う。  もちろんショックだったし、ごめんなさいっていう気持ちも大きかったけれど、今まで どうにもこうにも改善できなかった息子の行動は

私だけの責任ではなかったんだな と思えた安堵感。 (これは 私がさんざん母から責められて苦しかった時間が長かったからかも。)

 

でも 子父の場合は 一緒に過ごせないから、息子の様子がほとんどわからないし、元気に成長しているとしか思っていなかったのかも。  私も そういえば 子父に

すっごく大変でさ

なんて話したことがなかったな。

 

辛い、きつい、時々嫌になっちゃう  なんていう弱音、吐いたら

「自分が好きで産んでおいて 何甘えたこと言ってんの??」

と責められそうで。(実際母にはいつもそう怒られる。 息子が不憫でならないと)

 

子父が 早く気持ちを前向きにしてくれるといいけれど。。。