子育てに疲れてしまったら
お気に入りの動画に夢中になっている息子を膝にのせて、半ば呆然としながら、
(もう呆然とするくらい行き詰まった心境で)
ぼんやりと 40年後を想像してみる。
息子43歳、私(生きていられたら)79歳
79歳の私には、43歳の息子をこうして膝の上に抱えていることはできない。
息子が触れられるほど近くにいてくれるかどうかさえ分からない。
きっと、一緒に過ごす時間さえ持つことが難しい。
そんな79歳の私からしたら、この今の時間はなんてすばらしいのだろう。
なんとしてでも、もう一度感じたいぬくもりだろう。
今 ここにある幸せ。
自分の両親にも、30秒もあれば話に行けるし顔も見られる。
息子は「ママのことだ~い好き!!」 と言ってくれる。
自分の体に痛いところはない。自分で歩ける。
ああ、見失っていたね。
これを感謝できなくて、どうして幸せになれるというのか?
そんな気持ちに帰ることができる。
今しかできないことを、今全力でしておかなくっちゃ。
今ある最高の幸せを感謝の思いでもってかみしめなくては。
まだまだ小さな息子をぎゅっとだきしめて、うんざりされながら気を取り直す私。
余裕がなさすぎて、ごめんね。
でも、今気が付いてよかった。