役所での手続き

母子家庭の児童扶養手当を受け取れるとわかって、書類をそろえて窓口へ出かけたときのこと。  前回問い合わせに来たときはそこに用意されていたおもちゃで20分くらいはおとなしくしてくれていた息子が、今回はかなりの不機嫌。

 

窓口のテーブルに用意された椅子に座ることから拒否。私が担当者と話すのも許せない様子。

ひきつった顔で

「また出直して、後日手続きします?」

と提案される。。。

 

本格的な寒さの中、強風(しかも向かい風)に必死こいてママチャリをこぎ、息子も鼻を赤くし、指先を冷やし切ってやっとたどりついたんだけど。。。。。ひょいっと車にのって簡単にたどり着いたわけでもなく、また出直したとしても息子がおりこうにできる可能性も極めて低い。。。

今日済まさせて。

 

簡単に、息子が自閉症でこうなってしまうこと、お留守番を頼むこともできない事情も説明すると、

そんなことってある?

と不思議そうにしながらも、手続きが始まった。

 

書類がそろっていたから、さくっと提出して済むかと思っていたけれど、4枚くらいさらに書類に記入することが必要で、1枚目は息子が破ってしまうハプニングがあって書き直し、どっと疲れる時間を強いられた。

床に寝転がって頭を机にぶつけてみたり、通帳を奪って投げ捨てたり、年金手帳も投げ捨てて、印鑑も。。。。。

 

あ~あ~あ~。。。。

 

だめか。。。。。

 

なんとかすべて済ませて窓口を去るとき、担当者が息子に「ばいば‘い!」 と言ったら、ばいばいって返事はできた息子。  ただ、初対面の相手だし、嫌がる自分を待たせた相手、息子は目を合わせることができない。

面白半分といった顔つきで、しつこく ばいばい~!! と息子に言う担当者。ちょっとその表情が嫌だったな。。。

 

「なかなか視線を合わせられないというのも、自閉症の特徴なんです。」

 

と説明してその場を去ったけれど。

 

ああいう 面白半分、からかうような感じで息子に接する人、嫌だな。

きっと彼女は苦労が少ない人生だったのではないか?

 

どっと疲れたのはきっと息子が一番だったはず。

 

お昼は息子が一番食べたいものをと、リクエストの出た回転すしへ。

フライドポテトとから揚げが揚げたてのサクサクで最高においしくって、役場での なんとなくアンラッキーだと思えた出来事をひっくり返せた気分に。

お店で働いている人も、てきぱきと気持ちがいい笑顔で最高の接客だったし、息子も安心しておなか一杯好きなものを食べられたようだし、うれしかった。

 

役場の窓口の職員も、民営化に変わったら、もう少しましな応対が期待できるんじゃないか?

郵便局の配達が週6日になったり、民営化されたとたん激務を強いられてるのを目の当たりにすると、国営のものがいかにゆるいかって思う。それでいて福利厚生はがっつりもってくんだもん。  なんだかなぁ。