けしからん! と波平のように怒鳴りたかった出来事

土曜日の穏やかな朝、買い物に近所の薬局へ自転車で出かけたときのこと。

 

駐輪場に自転車を停めようとしたところ、スチャ!っとその薬局の買い物袋を丸めたものが飛んできた。

「は?」

と思い目を向けると、中学生くらいの男の子が3人で自転車にまたがった状態でスナック菓子を食べ始める場面だった。

ごみにして買い物袋を投げ捨てた少年は、私と目が合うと なめ腐った表情で 不敵な笑みを浮かべている。   ぱっと見で すぐに ぐれちゃって学校でもどうしようもない生徒なんだろうな という感じの少年だったので、わなわなと怒り狂う心の行き場に困った。

許せない!   ごみを平気でポイ捨てする人間性が、許せない!!!!

 

なのに、逆恨みが怖くて、何をしていいかもわからない。。。。。

 

私の視線が怒りをあらわにしていたようで、少年は店内で買い物する私とも何度も目が合って、気持ち悪い表情を見る羽目になった。

 

自転車に いたずらとかされたらいやだな、、、、 なんて考えながら 買い物を済ませて店から出ると、少年たちはもう去っていて、スナック菓子の包み紙が またポイ捨てされていた。。。。。

 

くっそ~!!!!!!!!!!

親の顔が見てみたいってこういうことなんだろうけど、きっと親の顔を見たら すんごい納得するか、すんごい「お気の毒に。。。。」って思うかのどっちかなんだろうな。

 

「おにいちゃん、これいらないの?  ここごみ箱おいてないしね~。 おばちゃんが持って帰って捨ててあげるよ。」   とかなんとか うまいこと言って少年を逆なですることなく ポイ捨てをたしなめられる ’’神対応’’ ができないものだろうか。。。。

 

私にはその器量がなかった。

少年の腐った心を受け入れる広い心がなかった。

 

心の中で馬鹿野郎!と毒を吐くしかできなかった自分に悶々としまくりで。

 

少年の顔を見たわけでなかったのならきっとごみを拾って帰られたのだけど、あの なめ腐った笑い方を目の前で見てしまったら 頭にきた怒りが先だって冷静な判断ができなかった。   くやしい。

 

道端にポイ捨てされてるごみを見るたび、いったいどんな神経の人間がこんなレベルの低い行いをするんだか? と不思議だったけれど、あんな顔だったんだ。

 

くやしい。

 

あんなくそみたいな人間の捨てたごみなんか、触りたくない!!!!

と 意固地になってごみを拾うことなく 薬局を後にした自分の器の小ささが悔しい!!!!!!!

 

昔は、きっとそこに居合わせた大人が、サザエさんに出てくる波平さんのように 大声で怒鳴って叱っていたんだろうけど。

見ておきながら 見ぬふりをした自分は、きっとあの下品な中身空っぽの少年の行為を容認してしまったんだ。

 

悔しい。