働きたいママたち、保育士が足りない日本

今日は息子の通う幼稚園が 来年度から認定子供園に移行することについての説明会に出かけた。

 

息子をバス停まで送って見送って、そのまま私はママチャリで幼稚園まで向かう。

と、「このまま晴れるかも」 と思わせていた空から本降りの雨が。。。。。

雨宿りできそうな場所もなく、路肩に自転車を停めて急いでカッパを着て再び出発。

しかし、今日にかぎって長靴を履いてくるこの忘れてしまって、あれよあれよという間にスニーカーが濡れていく。。。。。。。。

 

途中、高速道路の高架下で途方に暮れたりしながら、最寄りの薬局に寄り、靴下を買い、さらに長靴がないか? 雨除けの靴カバー(そんなものをたまに100均で見かけるので)売っていないか? レジのおばさまに聞いてみる。

靴カバーも長靴もないけれど、レジ袋で靴をくるんでみたら?  と提案され、ありがたく 足が包める大きさのレジ袋を2枚もらい、靴下を買い(4足500円)、お礼を述べて薬局を後にし、カッパを着なおして湿った靴下を買ったばかりの新品に履き替え、スニーカーの上からレジ袋を履き、幼稚園へ急いだ。

 

「今は濡れないことが最優先だから、恥ずかしくないけれど、こんなレジ袋を足にかぶせて外を走るなんて、高校生の頃はできなかったよな。。。。なんならカッパを着ることさえ嫌だった。」

 

と、羞恥心が消えた40の自分を不思議に感じた。(他人から どう見られるか ということよりも 自分がどう感じるか ということの方が大切になった 価値観の変化)

 

しかし、幼稚園付近では、さすがの私も「誰にも見られないうちに 早くこのスーパーの袋を足から外したい!!」  と思っていた。長靴を履かなかった自分を悔やみながら。。。。。

 

園に到着して、そそくさとビニールを脱いだり、カッパをふいたりしていると、雨もだいぶ弱まって、カッパを脱いでもそれほどぬれずにすむ程度に。

早足で下半身のみカッパのまま幼稚園の中へ。

 

私だけだった、この雨の中カッパでチャリでやってきたのは。(車から傘をさして出てきて歩くママたちの「なに?この人??」な視線が痛い)

 

園でカッパのズボンを脱いでいると、ちょうど息子のクラスが運動をするために下駄箱のそばの雨天時運動場へやってきた。

「あー!000くんのママ~!!!」

と手を振ってくれたり、ハイタッチをしに来てくれるちびっこたちの無垢な笑顔に癒される。  (ママたちからは 「なに? この人?  貧乏??? 笑」  という目で見られる私も、ちびっこには差別や偏見をなく扱ってもらえて嬉しい。)

 

息子が運動している姿を少しだけ見学して、説明会の体育館へ。

 

説明会では、子供園に変わったら、どのような料金で子供が保育されるのか? といった内容などを理事長に説明される。

 

1号から3号までの認定というものが 子供につけられ、それにより園にあづけられる時間と料金が変わること、0歳から3歳までのこどもは、9月に新設される建物での保育になること、園バスの利用条件などなど。。。

 

長いと 7時から、18時30分までを預かってもらえるのが 3号認定。

 

それでいて、保育士がなかなか見つからない現状があって、受け入れられる人数は多くはないそう。

 

っていうかさ~、国も保育園を増設したり(公園の敷地に保育園建てようとして、東京だかどこかで問題になっていたよね) そういうところに予算を注ぎ込んで 子育て世帯を応援とか考えていないで、ママたちが 自分の子供を自分で面倒見ていても生活できるように 生活費を支給するという形で国のお金をやりくりしたらいいのに。と 無知な私は考えてしまう。

実際私も今、仕事を探しているけれど、

「平日の、息子が幼稚園へ出ている間だけ。 急な病欠で仕事に穴をあけることもあります。 残業はしません。 春夏 年末年始に 長期休暇をもらいたいです。」

という 私が望む条件で検索すると、  もちろん 求人なんて ゼロです、ゼロ!!

 

仕事もしないと生活できないが、息子と過ごす時間は犠牲にしない!  という私の欲求は絶対なので、こんな ありえない条件の元求人を探す 非常識な私。

 

でも、小さな子供を長い時間他人に託してしまうのは、不自然すぎやしないだろうか?

日本の社会は、なおさら。  女は引っ込んでろ  っていう習わしがまだまだ色濃く残っているし、実際 私のような 知識も経験もない 年ばかりくってしまった 子持ち 独り身の女なんて、 働かせてもらえない。(自分が雇い主だったとしたら いやだって思うもん、私みたいな 会社で使えない人間。)

 

でも、会社の中では何の役にも立たない 迷惑極まりない私でも、 未来を託せる(かもしれない)命を育てているのである。

それを、国レベルで 社会に貢献している ’’お仕事’’ として認めてもらえて、生きていられるだけのお金を支援してもらえれば、職場で ほかの職員の足を引っ張ったりせずに済むのに。(本当に 肩身が狭いのよ。。。。)

 なにより、 私は息子とできる限り一緒に過ごしたい。

行ってらっしゃい  と  おかえりなさい  は私がしてあげたい。

 

でも、みんな 働くことが 最優先みたいな勢いで、子供を預ける場所の確保に必死!

ゆとりがあって(旦那様の収入で暮らせる家庭)、「幼稚園という教育の場に 保育園の子供を混入されるのはごめんだわ! 」  というプライドを掲げているママもいる。

 

保育園も 保育士も足りないと ピリピリしている日本の現状。

 

ママが わが子を保育することを もっと もっと 国が予算を割り当ててくれないものかな?

子育てしているママが、外で働くことは  それほど 効率的ではないと思うんだが。

 

子供が親離れしたころ(ママの年齢が中高年にさしかかっていても) ママがキャリアを復活させて 社会に貢献できる世の中になればいいのに。

国の財産、子供を育てていることだって、ものすごい国に貢献していることだと思うんだけどな。

 

だからこそ、子を持たずに仕事をして社会に貢献し、日本を支えてくれている女性も男性も、等しく素晴らしい。

 

今日は 損得を見極めて 手堅く生きていかなければ! というママたちの熱気を浴びて げんなり。。。。。。。。