10年ぶりの日本での就職。。。。。。。。。悩み悩み 迷い迷い、落ち込む。。。。。

子育てを 最優先にすると かたくなに求職してきた私に飛び込んできた 求人情報。

 

昨日面接にでかけ、あそこまで緊張するものか?ってくらい緊張した。

病院なので、受付に面接に来ましたと伝えるだけで どもるどもる。

なんて説明したのか 記憶にないくらい緊張していたけど、受付の人の

「頑張れ!だいじょうぶか?この人?」

という心の声が聞こえてきそうだった。

 

面接してくれた担当者の方も、応接間に通してくれたあと、

「どうぞ、リラックスしてくださいね。」

とか言ってくれた。声が上ずる上ずる。  

 

こちらの 短い時間の勤務、平日のみ 経験なし といった無謀な条件を すべて快諾してくれて、 私のような働くママを応援してきた院であるので、問題ない、勤務時間は 超フレキシブル。  短くしたければそれも可、長くしたくてももちろん可だという。  その寛大さが 今の私にとっては最大の魅力。

ただ、 No  benefit.

パート勤務だし、当然だけれど、賃金も時給は市が定めている最低時給に近い。(最低時給かも?)

 

しかし 今の私には 仕事をしていても 息子をいってらっしゃい と見送り お帰りなさい と迎えられることが 最大のBenefit だと思っているので、やとってもらえるだけでありがたい。

 

ただ、仕事の内容が自分の想像とかけ離れていた。。。。。。。。。。

介護福祉の分野で、介護福祉士やナースのお手伝いをするアシスタント。意欲があれば介護福祉士の資格を取る資金を院で負担してくれるという。

とっても魅力的なのだけれど、院内を見学したところ、入院されている患者さんの多くは本当の本当に寝たきりの方がほとんど。

がらんどうの リハビリルーム。

説明によると、ここの病院に入院している患者さんたちはほかの病院では入院していることができず、老人ホームに入所するのには症状が重い という事情があってこちらに来ていて、ここを出るときと言うのは亡くなってからなのだそう。

毎月5名といったペースで患者さんと見送ているのが現状で、要するには 看取り看護なのだそう。

食事介助もほとんどは経管栄養の患者さんなので、患者さんと会話をしながら食事するといった光景もほとんどない。

 

とにかく 静かな静かな病棟で、沢山のお年寄りが寝ていて、本当に特殊な空間だった。  命の終わりを待つ空間といった 何もない静かな時間が ただただ流れている空間。

 

私の祖母が同じような 寝たきりの状態で数カ月を療養したのちに亡くなったのを看取っているので、祖母を思うように患者さんに寄り添えると信じて応募した求人だったのだけど、元気になるための病院の要素が もっとあるのだと思っていたので、そこは全く逆だった。

 

笑顔で「お元気で」 とお見送りできる場所ではなかった。。。。

 

私に 勤まるのだろうか?

 

ねたきりの 患者さんは 自分の祖母の最期を思い出させ、心が苦しくなってしまった。 大丈夫だと思っていたのだけれど。

 

ほんの10数分院内の病棟を 説明を聞きながらゆっくり歩いてみて回っただけだというのに、心がずーーーーーーーーーーん と重くなってしまった。

 

面接の帰り道、こうして外を自力で歩いたりできるというのは 素晴らしい幸せなのだなと思った。   すれ違う人の顔をながめては もう いろいろな感情を抱いた。

命の出発地点に近い場所にいる息子と過ごす時間と、 命の終わりに近い場所にいる方々と過ごす時間という  あまりにもかけ離れた空気感を行き来する生活をすることになるのだろうか?と、なんとも言い表せない思いを抱いている。

 

働かせてもらうべきか? お断りして 別の職場を探すべきか?

 

もう今日の夕方には決断してお返事することになっている、、、、、、、、、、、

 

困ったな。悩むな。

どうして どちらの決断を悩んでいるのかってことさえ もうなんだかわからなくなっている。。。。  どうしよう。