訪問支援の卒業、発達小児科の受診まで卒業。息子君4歳7か月

訪問支援で幼稚園まで療育の先生が息子の様子を見てくれていたこの5カ月。

とはいえ、5カ月の間に実際に訪問支援があったのは2回だけ。

 

息子が秋に体調を崩し、ちょうど支援の当日に幼稚園をお休みしキャンセルしてしまったのと、先生が年末に体調を崩して やはり支援がキャンセルされてしまったことがあって、月に1回に予定していた訪問支援が結果的には5カ月の間に2回で卒業と言う形になった。

 

初回の訪問時から「とっても上手に先生の指示に従っていましたし、先生方が園児に話すのも、わかりやすいように説明することもできていて、私からは何も言うことはありませんでした。本当に先生方の指導が素晴らしく、息子さんの態度もまったく問題はなかったです~!!」 と言われていた。

 

息子本人は、人一倍緊張したり、我慢したり、頑張って集団生活になじんでいるのかもしれないけれど、集団の輪を乱さずきちんと先生の指導についていけているようで感動し、安心して、でも同時に

「でも、不安。今はよくても 進級の時の環境の変化は???小学校に上がった時に学習障害があったら???」

などなど、先々のことまで不安ばかりが募ってしまう私。

 

2度目の訪問支援の後で、やはり息子がしっかり集団生活ができていて、緊張しながらもみんなの前でお当番として ご挨拶の号令をかけていたり、体操のお手本として逆立ちの練習をできていたりして、訪問してくれた先生からは

「親子教室の時から もうぐっと大きく成長していて、涙が出そうなくらいウルウルと感動しながら見ていました~!!!」

と報告を受けて、もう大丈夫そうだから、訪問支援のほうは卒業と言う形をとりましょうということに。

 

私は不安もあるけれど、息子よりも支援が必要な子供さん、私のようにまだかまだかと支援が開始されるのを待っている親御さんがいると思うと、自分の不安を理由に先生のサポートにしがみついてもいられない。

息子が頑張っているのを感謝し、息子のこれからの頑張りを信じて私がもっとしっかり構えていかなくては。

 

発達小児科の半年に1回ペースの受診が先日あり、近況や訪問支援サービスの卒業のことも話したら

「うん、じゃあここの受診も卒業だな。」

とドクター。

「え???もう終わりですか?」

と 鳩が豆鉄砲くらったかのような顔をして(いたはず)私が驚いていると

「だって、この子は大丈夫です。お母さんだってそう思いませんか?」

と。

「でも、小学校に入学する前には発達検査をしましょうというお話があったはずですが、それはどうなりますか?」

不安すぎて弱気な感じで質問する私。

「この子はそれも必要ないでしょ。普通学級で十分やっていけるはずです。」

 

ますます不安になって

「幼稚園は最初こそ苦労してきたものの、今は楽しんでいますが、新しい環境に飛び込むときにはどうなのかと 不安です。。。」

と 卒業が怖すぎる私はさらにしがみつく。

「まだ 激しい人見知りはありますし、アスペルガー症候群の症状なのだろうなと思わされる行動も出ます。。 チックのような瞬きも まだしていますが。。。」

 

「うん、新しい環境に飛び込んでいく時期にはお母さんが 少し気を付けて様子を見守ってあげれば大丈夫と思うよ。 チックは、子供のころに起きることは多くて自然になくなっていくし、成長過程で出たり なくなったりを繰り返して 大人になるころにはほとんどの人がでなくなるものだから。

もちろん大人になっても チックがある人もいますよ。 有名人にもいますよね、北野たけしとか、以前東京都知事をされた石原さんなんかもね。 優秀な何かを持っている方たちだったでしょう?」

 

「そうですね~。。。」(この先生、前向きで素敵~!!)

 

そうなんだよね、チックがあろうが ’’普通’’ とされている感じと違っていようが、大切なのは 生きている本人が自分を大切にできて、幸せで、元気で、情熱を注げる何かに夢中になれる時間を持てる生き方ができることなんだよね。

息子が持って生まれた 個性を もっともっと 大きな心でもって受け止めて まるっと愛してあげなくっちゃ。 私は自分自身が 親から「頭がおかしいのか?この子は?」と言う目で何度も見られて育ち(今でもおかしな人間であると言われてしまうし)、社会に出ても「私、迷惑かけてないかな?」と不安で不安で 自己肯定感がとっても とっても 低くて、自信が全くないものだから。。。。。  なにかのきっかけで 息子も私のように自信を失ってしまって、自分のことを嫌いになってしまったらどうしようと 不安で仕方がないのだ。

 

「何かあれば、いつでもまた受診してくれればいいからね。  この子は大丈夫だ。かっこいいしね~、いいなあ~。」

と、しみじみ言われた。。。

見た目は重要ではないはずだけども、やっぱり 見た目は大きいのかもしれないな。。。。。。。

 

私、不美人の要素がてんこ盛り、謙遜とかでなく本当に。

若いころこそ 自分の容姿が美しいものではない現実に悩んだりしたし、だから愛されないのかと歪んだ感情も持っていたけれど、見た目で不快感を与えてしまっている分頑張ればいいんだ。 私のこの人生に託されたものは 見た目勝負の世界でトップになったり、見た目で癒したりってことではないんだ。 そういう役回りは 美しく生まれた皆さんが受け持っているのだから、私は愛嬌と 気前の良さと、人当たりの良さと、そういったことで頑張ろう!! ってあるとき悟ることができたんだよね。だから今、感謝の気持ちを毎日感じながら生きてい居られる。

 

本当に大切なものは 目に見えない

 

それを、今の私ならば感じ取れるかもしれないと思って 星の王子様 を買ってみました。  忘れ始めたフランス語も 自分に中から完全に消えてしまう前に取り戻そうかと思って、 日仏 で書かれた本にしてみました。