もうひとり 産みたいならば

久しぶりに日本の美容院でパーマをかけた。

初めて担当してくれたベテラン美容師の女性はなかなか波乱に満ちた人生を送ってきた方のようで、私の波乱に満ちた生活の話も

「そうか、そんなことも経験したのね。」

というかんじで、じっくり聞いてくれた。

 

その美容師さんは2人の娘さんを一人で育て、いまや長女さんには9カ月になる男女の双子ちゃんがいるそう。

 

友人の相談にのったり、数々の 簡単にはいかない人生のいざこざを経験してきた女性の言葉は重みも深みも強さもあって、迷ったときには相談したい感じのアドバイスがたくさんもらえる 素敵な女性だった。

人生における価値観が素敵で。

 

私は一人息子で、無理な話だけどもう一人子供が欲しいと話すと、

「同じ両親の元で産まれた兄弟にこだわるのならば、子父に日本まで来てもらって、旅行でもいってトライしてみたらいい。」

という斬新なアイデア

「お金のことはなんとかなるけれど、子供を産むということに関してはリミットがあって、もはや待ったなしなんだから。  今優先すべきはそっちだと思う。」

と。  やっぱり こと日本では、一人っ子で育つと子供が大人になった時に不便なこともある。 私が死んでしまったときなんか、ともに協力しあえる兄弟がいたら心強いと思うし。 いとこが2人、息子にはいて、仲良く成長しているものの、やっぱり兄弟といとこは違うしね。。。。。。

 

まあ。夢物語としても、そういうのもいいなとふわふわしながら、ちょっと希望がみえた気分になった。

 

「私はね、あなたを誰よりも愛しているし、あなたを傷つける誰かがいたら

相手の親が 医者だろうが、弁護士だろうが、政治家だろうが、やくざだろうが、乗り込んでいってやる!!! なにがあっても、私はあなた味方だから!!!」

と、登校拒否になってしまった娘さんに、どれほど彼女が愛しい存在であるか、それだけは伝えながら育ててきたそう。

 

かっこよくて、素敵なお母さんだったな。。。。。。。。。。