霊感
霊感が強い とか、何か見えるとか、 そういう話。
私は子供のころに父方の祖母が亡くなったあと、しばらくたって自宅で祖母を見たことがある。
小学校2年生くらいだったかな?
夏の暑い夜、喉が渇いて目が覚め、家族全員が一緒に布団を並べて寝ていた寝室から起き出して 一人で台所に行き、水をのんでいた時、隣の4畳半の角で正座をして座っている白い着物姿の祖母を見た。
祖母は私の方を見ていたわけではなく、うつむき加減に座っていた。
ほの暗い部屋のなか、祖母の姿は白くぼんやりと浮かび上がって見えた。
ぎょっとして、急いで家族の眠る寝室に戻り布団をかぶって寝た。
翌朝、母に話して伝えると
「寝ぼけていただけ! 箪笥の陰をみまちがえていたんでしょ!」
と 軽くあしらわれ、取り合ってもらえなかった。
同じ年頃の時期、ふろ上がりにドライヤーで髪を乾かしていたところ、左肩をとんとんとたたかれた。 誰もいないのに。。。。。
左は窓しかなく、だれもその空間にいなかったのに、肩 とんとん。。。。。。。。
以来、私はドライヤーで髪を乾かせなくなってしまった。
すぐ横で誰かが一緒にいてくれない限り、今でも決して一人ではドライヤーを使えない。 トラウマ。
19か20歳のころ、金縛りを初体験。
「え??体が動かない! なにこれ?? 怖い~!!!」
と身動きが効かない体で怖い思いをしていたところ、足元に何かの気配。
軽井沢で職場の寮のアパートに住まわせてもらっていた時にも1度、金縛り。
年齢は28歳くらい。
やはり体が硬直し、動かない!! 怖い~!!
と思っていたら、ものすごいうなり声(落ち武者?????)がして、声の持ち主が部屋を斜めに横切って外へ消えていった気配。
金縛りなんていうものは、夢です、夢! 夢を見ているだけなのに、それを現実だって思ってしまって 金縛りとか言ってるだけですから、心配いりません。
と、高校の時の世界史の先生がニコニコと話してくれたのを励みにしたかったけど、夢にしては感覚がリアルすぎて 本当に怖かった。一人暮らしだったし。
直近の金縛りは実家に戻って少したったころ。今から2年か3年前。
夜中に廊下から小さな子供がびたびたと足音を立てながら私の寝ている布団のほうにかけてくる音がして、体が硬直したままあおむけで寝ていた私の首元にドスンと小さな子供が無邪気に馬乗りになった。
重い感覚、息まで詰まる感覚、すべてがリアルで夢と思えなかった。
だからもう いい大人だけど、夜中にトイレで目が覚めると本気で怖い!!!!!
3時までは我慢する、絶対に。
なんとなくの感じで、2時まではちょっと怖い。
職場は病院なので、いろいろあるみたいで、、、、北棟のある鏡には布を覆っているらしい。夜勤の職員がいろいろ目撃してしまうとかで。。。。。。。。。。。
仕事中、寒い季節でもないのに、勝手にゾゾぞわ~!!っと鳥肌が立ってしまうことが何度かあった。
「わ! なんだろ、鳥肌立っちゃった~!!」
と、同僚に言える時はいいけど、ひとりっきりのときに起こると怖い。
目に見えない世界の何かがあるのだろうか??????