生後4カ月で初めてドクターに検診を受けた息子 (ケベック州)

ケベック州で産まれ、産後2日目で整形外科を受診し内反足の治療を始めた息子。

この日、入院していた病室から息子を連れて整形外科の病棟までスタッフについて行った時 私は寝間着にスリッパという服装で、産後のボロボロの体でいたのだけれど、エレベーターを降りて待合に出たら 思いっきり外来の患者さんたちが きちんとした服装で椅子に座って退屈していて、ぎょっとした。  いや~~ん 見ないで~~!! などと恥じらう年でもないんだけど。

 

整形外科の受診と、ナースが自宅まで訪問してくれて成長をみたり、1回目のワクチンを打ってくれたりはしてもらえていたものの、 いわゆる小児科医の検診は Family Docterのいない私の息子は、受診できるお医者さんを待っていて、4カ月になって初めて診てもらえた。(カナダに住みたいけど、息子が具合悪い時にスグ受診できそうもない医療体制に、 帰国が決まった時、「日本も悪くないのかも」と唯一思えた)

 

そのドクターは とにかく忙しそうにしていて、予約の時間から1時間半待ってやっとお目にかかれたかと思ったら、寝坊してしまって大慌てしている人のような動きで息子の検診を進める。  早口だし、ピリピリしてるし

「あ~~!!もう次の約束に遅れてるの、じゃあね!」

という別れ方になってしまって、ため息がでそうだった。。。いや出た。

 

でもその女医さん、

「この子、手の力が強いの。こわばっているってくらい。これは普通じゃない。 いづれ専門医に診てもらうことになるかもね。」

と早口で指摘した。  

「私、わかるの、もう何件も同じケースを診てきてるんだから」

と早口でまくしたてるものだから、  不安を感じる前に圧倒されてしまっていて、聞き取れなかった専門医と症状を聞きなおしたりもできなかった私。。。

 

何の可能性があって、何の専門医にかかる可能性があるのだろうか。。。。。。

そんな気がかりが残ってしまっただけだった。

 

そのフォローを帰国後地元のこども病院と 小児科の先生方に受けることができたので、いいのだけれど、 それでもいまだに思う。

あれは 何だったんだろう?????

 

もしも女医さんが言っていたのが 自閉症、発達小児科 だったなら、彼女は腕利きの医師  っていうか 経験が豊富な医師 ってことになる。

まくしたてるだけのことはある!!

 

小児科のかかりつけのドクターに この手の力の入り方について相談したときには

「僕はそうは思はないけどな~」

とサクッと 爽快に流してくれて、私はこっちが正しいといいけどな~!!!! と思っていた、願っていた。

 

結果的には 私が聞き逃したせいで、 どちらの意見が正しかったのか、知ることはできないんだけれど。。。。