復職への不安、ひとり親家庭の現実。
息子が生後5か月で日本へと泣く泣く帰国したあと、永住権を目標に生きていたものの、(必死こいて追加で書類をケベックのオフィスに送ったり)それでも結果的に期限が切れてしまい永住権はあきらめざるを得なくなってしまった。
残されている道は、日本での子育て。
そのことが確定したときは やっぱり途方に暮れたし、精神的にきつかった。
好きな場所で暮らせないストレスは言葉にできない。
ふてくされていても始まらないので、ならばとここでの生活を楽しむ方向で日々頑張っている。 息子が来春から私が卒園した幼稚園へ入園できるのは、思っていた以上に喜びが大きくとても楽しみ。私が幼稚園児だったころ””~~兄ちゃん””として園でサッカークラブのコーチや園バスの運転手をしていた方が、現在も在園していて、声をかけたら「お~~!!よく覚えてるよ、遠くから通っていたのが珍しい時だったからな。。。。。なんか、ずいぶん太っちゃったな?」 と余計なコメントまでされてしまってものの、すっかり年を重ねちゃって、「もう兄ちゃんじゃなくて~~コーチと呼べ! 兄ちゃんは恥ずかしい!!」 とてれている~~兄ちゃんと再会できたことが感動的だった。
幼稚園にあがったら、息子が登園中に何らかの仕事をして収入を得たい。得なければならない。
先週から風邪の初期症状の鼻水鼻づまりがちっとも治らない息子。
幼稚園の入園に備えたちびっこの会をお休みし、療育のお教室もお休みした先週からまるまる一週間過ぎても 朝いちばんは鼻水がひどく、
「今日も安静にしていないとね」
と言わなくてはならないような体調。
当然幼稚園も(もし登園が始まっていたなら)お休みすることになるであろう息子の体調を見ていると、
「こんな私を採用してくれる勤め先なんてあるんだろうか???」
と不安になる。
突然の息子の体調不良で仕事に出られない可能性は 大ありなわけで、そういった事情を「心配せず融通ききます」という職場を選びたい。
たまに求人で見かける「学校行事など優先します。子育てママさん大歓迎」なんてものも、さすがに1週間欠勤したら
「もう来てくれるな」
と言われるだろうし、穴埋めしてくれる同僚からの冷たいあしらいは目に見えている。
迷惑がられることをとてつもなく恐怖に感じてしまう私が、厳しい日本の社会でやっていけるのだろうか?
両親が同居していて健在でいてくれるから、どうしようもない時には頼りになるものの、病気で心細い息子を放って仕事もしたくない。。。
看護師をしながら子育てしている姉も、休みをもらいきれなくて風邪の娘をばあばに託して出勤しているけれど、「子供が看病が必要な時に仕事を優先するなんて、何のために仕事しているんだ?」 とばあばは怒っている。
でもね、のほほんと専業主婦でいきてきたばあばには、社会の風当たりの厳しさはわかりえないんだよ。
子供を育てるために仕事をしているのだけれど、子供のために仕事に穴をあけることが許されない現実が、厳しい社会が今の日本の現実で、そのことに一番苦しんでいるのが
働くママたちである。
専業主婦でいられたらどんだけいいか。。。でもそれでは生計が成り立たない。。。
日本がもっと豊かで、子育てに専念できるだけの援助をしてくれるのであれば、待機児童の問題や公園をつぶして保育所を建てるな!!といった行政の問題も解消されそうなものだが。。。
できれば子供はママのそばで安心して過ごし、健やかに成長し、時期が来たら自立し巣立っていく。
そういった私が夢に描く子育てをできない厳しい現実が、悲しい。。。。。
どうしても就職するのが怖いのなら、自分で起業するしかないんだが、今の私には知識も経験も、なにもかもないないづくしなわけで。。。。。。。
さあ、どうする私!!! そろそろ極貧生活にも飽きてきた。
大切な人の記念日はお祝いしたいし、息子がピザを食べたいと言ったら食べさせてあげたい。スタバのコーヒーも楽しみたいし、国民年金だって納税したい。
今日の私にはバス代だって払えない。