自閉症と診断されたものの、いまいちその傾向にずれがある息子

自閉症について、息子についてもっと理解を深めようと自分で本を読んだり、ネットで検索する日々。

 

でも、調べれば調べるほど、「本当に息子は自閉症なのだろうか? 違う気がする。。。」 と頭が困惑する。

どちらかというと、アスペルガー症候群の特徴に当てはまることが多い気がする。

自閉症の特徴はアスペルガー症候群に似ていると言われているから、診断が間違っているということはなさそうではあるけれど。

 

あまり文献にこだわって息子を見ないほうが良いのかもなと思う反面、もっと知りたいの意欲が。

 

事情があって、今週は役場に息子を連れて出向く機会が多く、今日などは私が受付で話を始めた途端

私と役場の担当者の顔色を見ながらふざけたようにぐるぐると走り回り始めてしまった息子。。。。。。

危ないからと手をつないで私の傍に寄せたら地面にひっくり返って大の字に寝てしまうし。   いつものことながら、初対面の人が「なんだ?このこどもは??」 とびっくり仰天、ドン引きしている顔をするのが辛かった。。。。

周りに居合わせた人たちの視線も痛いのなんの。

 

仕方がないんです。  誰も悪くないんです。。

 

と心の中で頭を下げるしかない。。。

 

こういう 慣れない場所で、初対面の人とママが話をしている  という状況が一番苦手だと思われる息子。  危ないし、負担になるからできればお留守番を頼みたいところなのだけど、「ばあばとお家で遊んでいてね」 と話すと ものすごい勢いで泣きそうな顔をしながら「ママと一緒がいい~!!」と訴えるので、ならばと社会経験だと思いながら息子を連れて行動しているけれど。  くるくるが始まった瞬間

「だから嫌なんだよ」

とか、心の中で思ってしまう。。。。。

 

息子を責める気持ちなど全くないのだけれど、それでもやっぱり制御不能な壊れ加減の息子を、大勢の見知らぬ人の冷たい視線の中 なんとかしなくてはと焦る時間は しんどい。

 

今日は、係りの女性の前で用紙に記入しなくてはならなかったとき、その書類をいたずらしたくて暴れる息子を 係りの女性は上手にあやしてくれて、あやし方がとっても上手なのに息子があまりにも 聞く耳持たず  だったので、こっそり

「ちょっと特殊な性格で。。。」

とその女性に伝えたら、

うん、うん、そっか、大丈夫

という顔で、さらに上手なアプローチで息子の気を引いてくれて 感動した。

 

おかげでなんとか書類もでき、女性にお礼を言いそこを去ろうというとき、息子が椅子の下に潜り込みふざけるふざける。。。。

 

この 一見ふざけている行動が、きっと息子が心と頭で不安や困惑している自分を落ちつけたくてとっている行動なのだけれど、事情を知らない人には とんでもなく厄介な悪ガキ、困らせ屋に映ると思う。

おやおや  という感じで女性が息子を椅子の下から起こそうとしたところ、抵抗して体を硬直した息子は椅子の足に膝を打ち付けたようで、突如大泣き!!

痛い!!

と泣き喚くから、係りの女性は「ごめんね、痛かった?」 とあたふた。

いたたまれない気持ちになって、息子を落ちつけながら女性に

この子は自閉症があって、こういった場面がとっても苦手で、こういう風な反応をしてしまうんです。。。

とこっそり告白。

「そっか、そうだったんだね。頑張ったね!!  よく頑張ってくれたね」

と息子を褒めてくれた係りの女性。

 

大きな心で接してくれる その人柄の暖かさにとっても救われたよ。

 

今日はありがたい対応に恵まれて、本当に感謝。

 

こういう 息子の苦手な場面も、いつか慣れて上手にこなせるようになってくれたらいいな。 きっとそのほうが 本人が生きていきやすいはず。

今は そうなるには どうするかを まだまだ模索中。